お母さんと子ども(園児)の会話。「〇〇くん、幼稚園の先生ってどんなお仕事しとるん?」「せんせいは、おしごとなんて、してへんよ? いつもぼくたちと、あそんでるもん。」―わたしはこのお話を聞いたとき、とても嬉しく思いました。
誤解しないでくださいね。もちろん先生たちは毎日真剣に保育の仕事に勤しんでいます。でも、わたしは思うのです。子どもたちに「先生は毎日頑張ってオシゴトしてる」なんて感じさせてしまったら、負けなんじゃないかって。そう感じた子どもはきっと先生の顔色をうかがいはじめ、遠慮して、心が、体が、ちぢこまってしまいますよね。
私は心から願っています。まずは先生たちが楽しんで、よろこんで、面白がって保育してほしい。「先生らしい先生」になんかなろうとしないで、「あの先輩みたいにならなきゃ」って力まないで、あなたにしかなれない「あなたらしい」先生になってほしい。「幼稚園の先生」である自分を、大好きになってほしい!
「せんせいは、おしごとなんか、してへんよ。」 あなたもこんな先生になってください。一緒にすばらしい幼稚園をつくっていきましょう!
園長 山口 元気